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カメノテを食べよう

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材料

カメノテ,ドライバー,ナイフ,鍋

内容

・カメノテを探して採取する。
・カメノテを茹でて食べる。
・カメノテのことが分かる。

詳細

 カメノテは、文字通り亀の手のように見える甲殻類(エビ・カニの仲間)です。磯の岩と岩の隙間やテトラポットの隙間などに重なりあうように貼りついていますから見つけるのはとても簡単です。
 ただ、見つけるのは簡単ですが、採取するには少しコツが必要です。指でしっかりつかんで左右にねじるようにして剥ぎとります。指でつかめないほど(隙間がないくらい)ぎっしりつまっているときは、ドライバーやナイフを差し入れて取りましょう。以前は、カメノテは食材としてあまり知られていませんでしたが、近年テレビで紹介されてから、市場にも流通するようになりました。食べるところは少ないですが、ゆでたり酒蒸しにしたりすると美味しく食べられます。 
 採取したカメノテをざるに入れて水洗いし、沸騰したお湯に入れて5分から10分ゆでます。お好みで塩を加えてもよいですが、採取した当日なら何も加えなくてもカメノテの旨みが味わえます。カメノテの固い殻に包まれた部分はジャリジャリしてあまり美味しくありません。岩に張り付いている部分が布目状の柔らかい組織なので、これをぐるりと剥ぎ取り、露出したうすいピンクの身を食べます。そのままでも十分美味しいですが、ポン酢にもよく合います。また、おみそ汁の具にするとダシが出て深い味わいになります。
*おみそ汁に仕立てるときは、ダシがしっかり出るようにカメノテを水から入れて沸騰させ、さらにアクを丁寧にすくいながら数分煮ます。それからおみそを溶き入れ、おろし際にネギを散らします。 関連実験(あわせて、こちらもどうぞ) ヤドカリの引っ越しを見よう イナゴを食べよう  チリメンモンスターを探せ カブトエビを観察しよう

基本情報

分野 分野2 育てたいもの 管理番号 季節 場所 難易度 危険度
原体験 五官 感性 632 春夏秋冬
春夏秋冬
海;
海
やさしい
普通
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